共生できるはずでは?

常々子ども頃に夢中になっていた
ウルトラセブンの物語を思い出す。

一見勧善懲悪に映る描写の裏には
もしかしたら
宇宙人ではなく人類が
本当は悪なのかもしれない

そう思わせてくれる
ストーリーの数々には
童心に響く
共生の意味を
教えてくれていた

度々TVから流れる
ニュース映像は

熊や猪や猿や鹿やカラスの大群が
集落に現れただけで
動物たちを排除する
人間たちの
高慢なエゴとは裏腹に
動物たちが
いかに人間に害を加え
悪い存在であるかの如く
映し出される

その度に
不快感とストレスを覚える

山を削り
居場所を追い詰めておきながら
姿が見えただけで
警察まで動員し
大騒ぎした挙句
ここぞとばかり張り切る
猟銃会が最後には
撃ち殺す

こんなことを
繰り返す人間の醜さと
自分勝手が地球を壊していくのでは
ないだろうか

人間同士も
差別や拡散で分裂が激しいが
いきものたちによっては
人間よりも古くから
生活していたはずの
場所が人間によって
分断されているのではないだろうか

昔話には
熊や猿は良く現れる

かつては共生が
当たり前だったはずなのでは
ないのだろうか