生活時間帯


世の中が新型コロナ感染症の影響を受けている現在、このニュースに初めは一時的なインフルエンザの様なものだから夏が来れば自然に鎮火されるだろうと誰もが想像したに違いない。

しかし、どうやら我々の想像とは裏腹にCOVID-19のパンデミックとは長い付き合い方をしないとならないようだ。


日常的な消毒とマスク着用、ソーシャル・ディスタンス、リモート・ワーク、ワクチンやPCR検査の定期化(残念ながら日本はまだできていない。)、

時短営業を余儀なくされる飲食店、会食や集会する機会の自粛etc.

それらは我慢しながら生活する事には限界がある。

ならば、日常をシフトするしかない。


自分の様な自由業が辛うじて持ち堪えている限りに於いては、時間を気にする事なく仕事も休憩も24時間内にこなせば良いから生活時間帯のシフトは然程苦労しない。


敢えて身勝手な事を言えば美味しいパン屋が10時からしかやっていなかったり、スーパーが11時からだったりする事に効率の悪さを感じているが、、、


世の中が活動し始めるピークは通勤時間だと朝の7時半〜9時で、荷積みしたトラックや営業の移動が9時〜10時に一斉に道路が混雑し、17時〜20時に仕事を終え、少し軽く飲んで帰路へとなると、都内から通勤圏だと終電も決して遅い時間とは思えない時間に慌てなければタクシーとなる。


そんな終電間際の混雑も新型コロナ感染症が流行る前までは日常的だった光景だった。

現在、そしてこれからも飲食店は20時〜21時に閉まり、帰りに軽く食べてからと思ったファーストフード店も22時にはテイクアウトのみしか売ってもらえない、、、

ならば、日の出前から行動し、夜の21時には就寝するくらいのシフトに変えれば今のストレスも減るのではないだろうか。

朝食、昼食、夕食の時間が人によって違ってくれば選べる店も増える。更に日頃から少ないと感じていたテラス席のあるカフェやレストラン、車を停めて飲食できる駐車スペースがあちこちにあったら良いのに、と思う。


自分は50歳過ぎた辺りから初老を感じ夜型から朝型へ半分無理矢理シフトしてきた。慣れるまでは、やっぱり夜中の方が考えたり作ったりスムーズに行くなぁーなんて感じていたが、周りが静かな分、妄想で無駄に横道に外れる事も多く、結果最近は朝の方が身体も頭も調子が良い。


世の中全体がシフトしたら、それはそれで密集する時間帯も多少はシフトされるだろうが、今の様に、一斉にゴールデン・ウィークやらお盆休みや日曜祭日の慣習が馬鹿馬鹿しくなり、ラッシュアワーも解消されるのではないだろうか。


テクノロジーだけが新しくても仕方ない。

従来の(1年前)まで普通だった常識は、既に古い考え方になりつつある。