無題

兄が亡くなりもうすぐ半年になる。

不思議なもので

日が経つにつれ

寂しさが側に近づくようだ


他界を期に

コロナウィルスにより

生活のスタイルが一変


まるで時代も住んでいる場所も

変わったかの印象すら覚える。


死を覚悟しながらも

最後まで生きようとしていた兄


自分だとしたらあれほど

強くなれない気がする


父にそっくりだった兄

まだまだ色々聞きたいこともあった


人の一生は実にはかない


若い頃には

一生はまだまだ長いなんて

思って無謀な事ばかりして来たけど


歳を重ね今は身体に気を使う


残りの人生の年月は

学生時代に置き換えれば

高校卒業くらいまでだとすると

あっという間ではないか!


だとすると

課題は山積みだ。


パンデミックは生活のスタイルも

物事の価値観も変えた


昨年まで通用したことが

未来では通用しないかもしれない


また


有名無名関係なく

自分のことしか考えてない人と

そうでない人が

はっきりとわかる様にもなった


世界的に経済は来年以降

益々厳しくなるだろう


同時に戦争だけは

絶対に起こしてはならない


新しい道を切り開くため

古い価値観と発想を転換しないと

行きられない

轍のない道が先にある