自粛生活

新型コロナウィルス

地震や台風の災害は

どこかで覚悟していても、

パンデミックの脅威に

生活が晒されてるとは想像していなかった。

まるで20年前の映画の世界が現実になったようだ。

心のどこかで何とかなるだろうと

楽観視を試みるものの、

長期的に日々の生活と結びつけると

そうも言ってられないのかもしれない。


今宵は月が物凄く綺麗に映る。

人が動かない分、空気も澄んでいるのか


街の灯りが無くても

月の光に

眠るのが勿体無いくらいに思う。


ウィルスが果たして人為的か自然発生か

そんなことはどうでも

今、こうやって

家で朝から晩まで過ごすことの

意味を自分なりに考える。


世の中の空気が浄化され

日頃メールやSNS

大切な人まで

知ったような気になって

人と会う事の大切さを改めて感じ

時間や物の大切さも同時に

巻き戻される。


未来の経済を動かそうと

力のある人々の思惑とは裏腹に

新しい時代に価値観を

シフトせざるをえない誘導と

テクノロジーの進歩に

反比例して

失ってきた事柄や

時間をかけないと為し得ない

アナログの貴重さを

ここに来て実感しているのは

自分だけだろうか。


パンデミックの終息には

かなり時間がかかりそうだが


こうして

日頃当たり前に思っていること


自然の恵みは当然のこと

医療、流通、道路、電気、水道、電話....

作られた中での生活が

もしかしたら明日からは

当たり前でなくなるかもしれないと

想像し、覚悟しなければならないのかもしれない。