歳を経ると10年なんて
あっと言う間に感じる。
平成も終わろうとするいま
昭和の価値観は更に
大昔の光景に変わるのだろう。
40年前の景色と言ったら...
◆先生たちは教壇の上で堂々と煙草を吸いながら授業をしていた。一番前の生徒には「隣の部屋から灰皿持って来い!」なんて言いながら。
◆男子は校則により全生徒が五分刈りの坊主頭。
◆50ccのバイクはノーヘルだった。
◆都立高校生はバイクでも登校してた。
◆体罰は日常的だった。悪さをしたら拳で殴られることも普通だった。
◆万引きして捕まった生徒が警察沙汰になることはまずなかった。その代わり先生にボコボコにされてた。
◆小学生は学区外に出ると決まって中学生にカツアゲされた。自己責任だった。
◆中学生は学区外に出ると決まって高校生にカツアゲされた。自己責任だった。
◆1つの街に最低でも2件は駄菓子屋があった。
◆用事もないのに色々電話がかかってきた。
◆好きな女の子と電話する為には親を一回経由してからじゃないと繋がらなかった。
◆町でヤクザは誰もがわかる格好をしてた。
決して許されない事も中にはあるとは言え
一定のラインを越えない秩序が保たれていたとも言える。
100年前後以上にもなれば、もっと状況は変わり
常識も変わる。
現代に目を戻すと、
法で雁字搦めとなり、
人間がスマホ含めAIに依存し、
ネットや映像で常に監視され、
暇を無くし、
利害関係を重視し、
個性を重視する割に自分と違う価値観を排除し、
中央集権となり、
貧富の差が広がる。
そうなると今後どうなるか
想像できる。
昔に戻すことは決して
意味のあることではない。
でもどうなったら
世の中がもっと住みやすくなるか
考えることは大切だ。
自分さえ良ければ良いと思う気持ちは
空や太陽の日差しを遮り
周りの空気の流れさえ変えてしまう。
人はその影響力にもっと積極的に気づいても良いのではないだろうか。